ECサイトを始めるにあたって、一番始めに「何を売るのか」を決める必要があります。そのときにECサイトで売るのに向いている商品を売ることが重要となってきます。でもどんなものが向いていて、逆にどんなものが向いていないのか…。今回は、売れる商品のポイントをご紹介します。

ECサイトと実店舗の違い

カートとパソコン

ECサイトと実店舗には大きく3つの違いがあります。

1つ目は商品の販売形態ですECサイトでは1ページに1商品を販売し、実際の商品を手に取ることはできません。しかし、1人でゆっくり買い物したい人にとっては時間をかけてじっくり商品を吟味することができる利点があります。

実店舗では一度に様々な商品を見ることができ、実際の商品を手にとって確認することができます。1人では決められないときや誰かに相談して買い物をしたいとき、商品に対して疑問を持ったときなどすぐに相談できる販売員さんがいるのがメリットでしょう。

2つ目は価格比較です。ECサイトはWeb上のサービスなので店舗の距離が近く1クリックで違う店舗にいけるため価格の比較が容易にできます。また、今では価格比較サイトもあるので簡単に複数のサービスの価格を知ることができます。

実店舗の場合は競合する店舗が離れているため価格の比較はしにくい傾向があります。家電量販店などの一部の業界では他店の価格を店舗で調べて、それ以上に安くしてくれるサービスもあるようです。

3つ目は商品が購入される範囲です。ECサイトは世界中どこからでもサイトにアクセスすることで買い物ができますが、実店舗の場合は足を運べる範囲でしか買い物ができません。

例えば、ある商品がアメリカにしか店舗がない場合、その店舗のECサイトがあれば日本からでも買い物ができますが、実店舗しかない場合は実際にアメリカに行かなければ購入することができません。

ECサイトに向いている商品

商品を悩む

ECサイトに向いている商品、ネットだから売れやすいものを3つピックアップしました。

1つ目はコンプレックス商品です。

男性の育毛剤や下半身の悩み、女性の美容整形などがコンプレックス商品にあたります。ECサイトであれば誰にも知られずに比較検討し、気に入ったものを購入することができます(美容整形の場合は予約ができます)。店舗だと人の目が気になって購入しにく商品だからこそ、ネットで売るのに向いているのです。

2つ目は旅行やレンタカーなどの価格が変動する商品です。

飛行機やホテル、アクティビティ、レンタカーなど、在庫状況が時間の経過とともに変わる商品、また予約時期によって価格が変動する商品はECサイトに向いています。リアルタイムの空き状況をネットで確認して予約まで終えられるのは、顧客にとって店舗に足を運ぶ手間がかからず、大きなメリットになります。

3つ目はオンリーワン商品です。

オンリーワン商品は地域限定品を思い浮かべるとわかりやすいです。「越前ガニ」や「関アジ関サバ」などは食品ですが地域限定という特徴やその商品1つで勝負できる強みがあります。他にも芸能人が使っていた海外限定バッグなど、実際に足を運んで購入するのは難しいけれど、ECサイトなら購入しやすい希少価値の高い商品です。

ECサイトには向かない商品

商品を失敗する

ECサイトに向く商品がある一方、ECサイトに向かない商品も存在します。ここではECサイトに向かない商品を3つほど挙げてみます。

1つ目は食品や日用品などの使用期限の短いものです。

幅広い食品や生鮮食品を取り揃えるとなると賞味期限のリスクが付いて回ります。また、日用品は単価が安く、送料ばかりが高くつくこともあります。そのため、実店舗を持つ大手スーパーが連動してECサイトを行うのであればうまくいくかもしれませんが、単体で食品や日用品を扱うのは難しいといえるでしょう。

2つ目は記載されたサイズと写真だけで判断できない商品です。

洋服や靴などの衣料品に代表される、サイズやデザイン、色が重要になるものです。ネット上では色や柄が光の加減で正確にうつらないことがあり、また、着心地やフィット感もネット上の商品説明や口コミ等を読んでも、本当に自分に合うかは到着してからでないとわかりません。

販売側が返品・交換手数料を負担する場合もありますが、かかる手間やコストと利益が見合うかどうかを見極める必要があります。

3つ目は元々の価格が安く、実店舗で買ったほうが安い商品です。

プチプラコスメや低価格のバラエティーグッズなどディスカウントショップで買ったほうが安いものもECサイトには向きません。元々の値段が安いものをネットで売っても、配送料が高くつき結果的に実店舗で買ったほうが安い場合が多々あります。

まとめ:ECサイトで何を売ったらいいのか?

商品を積み上げる

ECサイトで商品を売る場合はECサイトに向いているか向いていないかをきちんと考える必要があります。

ここで紹介した「コンプレックス商品」「価格変動サービス商品」「オンリーワン商品」は1つでも当てはまれば売れる可能性があり、2つ以上当てはまる場合には売れる可能性がぐんと高くなるでしょう。

商品開拓を進める際は、ここで紹介したECサイトに向いている商品を意識して考えてみてくださいね。