Shopifyの受注データCSVは英語圏のフォーマットに合わせて作成されます。名前が名・姓の順であったり都道府県がコードで表示されたりと、日本でECサイトを運営する際には不便な点が見受けられます。
そういった不都合を解消する際に使える便利なアプリが「Japan Order CSV」です。今回は「Japan Order CSV」の特徴や設定方法をご紹介していきます。
今日のレシピ
「Japan Order CSV」とは
Japan Order CSVは無料プランと月額$29.99のプランがあり、無料トライアル期間は30日間となっています。
このアプリでは国内の受注データのCSVを、文字化けさせることなくExcelで出力させることができます。
Shopifyの受注データCSVと同じデータ構造を取りながら、名前の順序を日本式に合わせて姓・名の順序にしたり、「JP-13」といった都道府県コードを「東京都」と変えたりといった調整をしてくれます。
無料プランでは国内向けのCSVの利用と50件までのデータを出力することが可能となっています。
また、月額$29.99の有料プランではヤマト運輸、佐川急便、日本郵便といった国内で配送する際に利用するであろうサービスのフォーマットのCSVをワンクリックで出力できるようになります。他にも代引き手数料や配送日時指定の自動反映に対応するようになっています。
Japan Order CSVの設定方法
アプリストアでJapan Order CSVを追加したあと、Shopifyの管理画面からアプリをインストールします。
アプリをインストールすると出荷指示用のCSVの設定画面が開きます。
ここで配送サービスなどの設定をしたら「設定を保存する」をクリックします。
あとで設定を変更することもできるので、設定を変更せず一旦進めることも可能です。
日本国内の配送サービスのフォーマットの出力
Japan Order CSVをインストールすると、無料プランの状態で利用開始することになります。有料プランに切り替えることで日本国内の配送サービスのフォーマットを出力することができるようになります。まずは30日間の無料トライアルの中でフォーマットを出力してみましょう。
Japan Order CSVのホーム画面には各配送サービスのCSVフォーマットを出力するためのボタンが設置してあります。出力したいボタンをクリックしたらメール方式で出力するかダウンロード方式で出力するかを選択しましょう。
メールアドレスやCSVの設定を行いたい場合は「設定を編集」をクリックすればいつでも編集可能です。
他の日本国内向けアプリ
Japan Order CSV以外にも日本国内メインのECサイトを構築する際に便利なアプリがあります。
今回はその一部をご紹介します。
Ship&co
Ship&coは送り状、インボイス、納品書を簡単に発行することのできるアプリです。
クロネコヤマト、佐川急便、日本郵便といった国内の配送サービスにも対応している他、海外に配送する際に利用するサービスの配送料比較も簡単に行うことができます。
Ship&coについてご紹介した記事はこちら!
Easy Label Japan Post
Easy Label Japan Postは日本郵便の配送ラベルをShopifyの管理画面から簡単に印刷することのできるようにするアプリです。
注文ページからラベルのイメージを確認できる他、ラベルをカスタマイズしたり、重量の調整や配送方法の選択することも可能です。
Japan Order CSVは日本向けのデータを出力できるアプリです
Shopifyはカナダ発のレンタル型通販カートシステムです。2018年から日本語で管理画面を操作することができるようになるなど、日本向けのサポートも厚くなりました。しかし、受注データのCSVは英語圏に合わせたものとなっており、名前や住所の順番が日本のものとは違っていたり、文字化けしたりすることがあります。
そんなときにはJapan Order CSVを使うことで、本来のCSVと同じデータ構造のまま文字化けせず日本式の形で出力することができます。
国内メインのECサイトをShopifyで構築するときにはJapan Order CSVの導入を検討してみましょう。