【Shopify公式テーマ】「Pacific」は商品数が多いサイトにも対応可能なサイドバーが便利!

デザイナー目線でShopify公式テーマを解説するシリーズの第3回!
今回もShopify公式テーマストアで販売されているおすすめテーマを紹介していきます。

「商品数が多くて特定の商品が見つけづらい!」
「かといって複雑な作りのサイトにはしたくない・・・」

そんな方におすすめするのが今回ご紹介する「Pacific」というテーマ。

一見、白を基調とした落ち着いたデザインのよくあるShopifyテーマですが、商品のカテゴリーを表示するサイドバーが標準で搭載されており、商品数が多い場合にもすぐに目的の商品を見つけることができる使い勝手の良いサイトを作ることができます!

商品数が多いとレイアウトが崩れてしまうサイトも多いが、このテーマなら問題なしじゃ!

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Shopifyシェフ

Shopifyの公式テーマ「Pacific」について

Pacificのファーストビュー

今回ご紹介する「Pacific」というテーマは、商品数の多いサイトにも使えるカスタマイズ性の高いテーマです。Shopifyには少ないサイドバーを表示する機能が元々入っているので、ナビゲーションの項目が多い場合にも対応可能です。

主な機能:
・サイドバーを表示
・ドロップダウンメニュー
・スライドショー
・ビデオの表示
・Instagramのフィードを表示
・FAQなどカスタマイズ可能なパーツ

サイドバーの表示だけでなく、ビデオやInstagramのフィード、FAQなど「あると便利」な機能が標準で備わっているのは嬉しいですね!

販売価格は?どんなサイトが作れるの?

「Pacific」は有料のテーマで、販売価格は180ドルになります。公式テーマストアで販売されているテーマは、$160-180のものが多いので標準的な価格です。
こちらのテーマでは、4種類のスタイルがデモサイトとして公開されています。事前に多くのイメージが確認できるのは助かりますね。

「Cool」

Coolのデモサイト
高級なオーディオ機器のブランドサイトになっていて、トップページにはブランドのイメージを伝える写真が大きく表示されていますが、商品一覧ページに移動するとサイドバーが表示され、各カテゴリーにアクセスしやすいサイトになっています。

「Bold」

Boldのデモサイト
男性向けアパレルブランドを想定したサイトで、トップページからサイドバーのあるコンパクトな作りになっています。楽天やAmazonといったサイトを普段から使っている自分としては、やはりサイドバーがあると使いやすく感じます。

「Bright」

Brightのデモサイト
可愛い小物を販売しているサイトになっており、女性というターゲットを意識しているのかフッターにInstagramのフィードが表示されていて、縦並びのシンプルでミニマルな構成がブランドのイメージによく合っています。

「Warm」

Warmのデモサイト
こちらのデモサイトの一番見て欲しいポイントは、ナビゲーションの表示方法です。メガドロップダウンメニューが使用されており、各項目のイメージが直感的に伝わるようになっています。

カテゴリーの項目が多くても問題なし!表示非表示も切り替えられる便利なサイドバー

sidebar
先ほどもご説明しましたが「Pacific」の一番の特徴はサイドバーを表示する機能が備わっていること!Shopifyのテーマはトップページにサイドバーを表示できるものが少ないですが、越境ではなく国内も意識した時に見慣れた2カラムのデザインすることができるのは嬉しいですね。
こちらのサイドバーには事前に登録したメニューを表示することができます。また、トップページにはサイドバーを表示せず、商品一覧等のページに移った際に表示するなどといった表示非表示のカスタマイズも可能です。

サイドバーにメニューを表示できると何が便利なのか?

ナビゲーションが渋滞
商品やブランドの数が多い場合、全てをヘッダーの限りあるスペースの中に表示することは難しいです。
サイドバーに別のナビゲーションを持ってくることで、ユーザーは大きなカテゴリーだけでなくその中の項目まで一覧で見ることができます
目当てのブランドの商品を取り扱っていてもユーザーに気づいてもらえなければ意味がありません。「クリック」や「ホバー」といった動作をすることなく存在を伝えることができるので、このような表示方法は項目数が多い場合には非常に有効です。

基本ページのデザインについて

商品ページ

Pacificの商品ページ
Pacificの商品ページは非常にシンプルな作りになっています。カラーバリエーション等を表示する機能はないので、カスタマイズ性という点においては少し物足りない印象を受けます。
また、商品の価格と「カートに入れる」ボタンの表示が商品の説明よりも上にくる構成になっていますが、楽天など日本向けのECに慣れているユーザーからするとケースに応じて上下を入れ替えられる機能が欲しいですね。

カテゴリ一(コレクション)・商品一覧ページ

Pacificのコレクション一覧
コレクションの一覧ページは、ブランド名・価格・商品名と必要な項目を表示することができ、シンプルでまとまった良いデザインになっています。コレクション一覧の上部にはテキストや画像を表示することもできるので、ブランドの魅力をお客様に伝えるランディングページのような使い方をすることもできます。

ブログ・記事ページ

Pacificのブログ記事ページ
ブログ記事のページは、タイトルやアイキャッチ画像、本文が縦に並ぶ海外向けのサイトによくあるレイアウトが採用されています。最近は特に「ECサイト+オウンドメディア」といったご要望を頂くことが多いので、表示項目などがもう少しカスタマイズできた方が望ましいですね。

実際に使用してみて気になった点

Pacificはシンプルなデザインでどのようなタイプのサイトにもハマりやすく、基本的な機能に関しては十分に備わっている使いやすいテーマだと感じます。ただ、細かい部分で対応しきれていない部分もあるので、ご要望次第といったところでしょうか。

SNSのフィードがフッターにしか表示できない

instagramがフッターにしか表示できない
このテーマの特徴としてInstagramのフィードをトップページに表示できることを挙げましたが、SNSのフィードはフッターのエリアにしか追加することができません。特にアパレルブランドなど、写真を使ったブランディングをしている企業にとってはサイトのメインコンテンツの一つとしてInstagramを活用したい!というケースも多く、ここは標準で対応してほしかったです。

「Pacific」は商品数が多いがシンプルで落ち着いたデザインにしたい人におすすめ!

今回はトップページにサイドバーを表示することでナビゲーションの項目が多い場合にも対応ができる使い勝手の良いテーマ「Pacific」をご紹介しました!
海外向けのサイトでは縦並びになることが多いですが、日本国内向けであればサイドバーがあるデザインに馴染みがあるので、違和感なく使うことができると思います。

記事中でもご紹介しましたが、こちらから詳しい説明や複数のデモサイトを確認することができますので、今回の内容を参考に導入を検討してみて下さい。

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